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同志社大学

【2026年度】同志社大学の英語 傾向と対策分析|長文特化型の試験構造と「言い換え」攻略のロジック

2025年12月17日
【2026年度】同志社大学の英語 傾向と対策分析|長文特化型の試験構造と「言い換え」攻略のロジック

【2026年度】同志社大学の英語 傾向と対策分析|長文特化型の試験構造と「言い換え」攻略のロジック

関西私立大学の最高峰、同志社大学。「英語の同志社」という異名を持つこの大学において、英語は単なる一科目ではありません。文系・理系を問わず、合否の決定権を握る最重要科目です。

全学部日程・学部個別日程ともに200点満点という高い配点が設定されており、ここでの失敗は致命傷になります。しかし、逆に言えば、英語さえ攻略できれば合格は目前に迫ります。

同志社の英語には、奇をてらった難問や、重箱の隅をつつくような悪問は存在しません。求められているのは、小手先のテクニックを排除した「真正面の英語力」と、論理的に正解を導き出す「言い換え(パラフレーズ)への対応力」です。

本記事では、2026年度入試を見据え、同志社英語の構造を解剖し、合格点を奪取するための具体的なロジックと学習プロセスを3000文字で徹底解説します。


1. 敵を知る:100分間の「長文マラソン」

同志社英語の最大の特徴は、その圧倒的な「記述量」と「読解量」にあります。試験会場で問題冊子を開いた瞬間、目に飛び込んでくるのは見開きいっぱいに広がる英文の海です。

基本スペックと配点構造

  • 試験時間:100分
  • 満点:200点
  • 問題構成
    • [I] 長文読解(約800〜1000語):政治・経済・国際情勢・言語論など
    • [II] 長文読解(約800〜1000語):科学・文化・歴史・教育など
    • [III] 会話文(約500〜600語):大学生活や日常的な議論

「時間不足」が最大の敵

総語数は2,000語から3,000語に及びます。これを100分で処理するためには、設問を解く時間を考慮すると、1分間に100〜120語(wpm)のペースで読み進め、かつ内容を正確に理解し続けるスタミナが必要です。

多くの受験生が「時間が足りずに最後は塗り絵(適当にマークすること)になった」と涙を飲みます。この壁を越えるためには、漫然と読むのではなく、戦略的なタイムマネジメントが不可欠です。

【合格者の理想的タイム配分】

  • [I] 長文:40分(解釈・記述含む)
  • [II] 長文:40分(解釈・記述含む)
  • [III] 会話:20分(全問正解が必須)

この配分を死守するためには、「悩む時間」を極限まで削る必要があります。そのために必要なのが、次章で解説する「言い換えのロジック」です。


2. 合格の核:パラフレーズ(言い換え)を見抜く論理力

同志社大学の英語で8割以上(160点〜)を安定して取る受験生は、単語の意味を知っているだけではありません。「本文の表現が、選択肢でどう言い換えられているか」を瞬時に見抜くパターン認識力を持っています。

内容一致問題において、本文と同じ単語がそのまま選択肢に使われていることは稀です。もし使われていれば、それはひっかけ(誤答)である可能性すらあります。正解の選択肢は、抽象度が操作されていたり、品詞が転換されていたりします。

具体例で見る「同志社の言い換え」パターン

具体的なシミュレーションを行ってみましょう。例えば、本文に以下のような記述があったとします。

本文: "Despite the initial skepticism from the scientific community, the new theory eventually gained wide acceptance due to its robust empirical evidence." (科学界からの当初の懐疑論にもかかわらず、その新理論は強固な実証的証拠のおかげで、最終的に広い支持を得た。)

これに対し、同志社の正解選択肢は以下のように作られます。

パターンA:具体⇔抽象の変換

選択肢: "Scientists at first doubted the idea, but solid data later convinced them."

  • 解説
    • skepticism(懐疑) → doubted(疑った)
    • scientific community(科学界) → Scientists(科学者たち)
    • empirical evidence(実証的証拠) → solid data(確かなデータ)
    • gained wide acceptance(広い支持を得た) → convinced them(彼らを納得させた)

このように、難しい単語(抽象語)を簡単な単語(具体語)に、あるいはその逆に変換するパターンが頻出です。「意味が同じである」と判定する根拠を、単語レベルで照合する訓練が必要です。

パターンB:二重否定・対義語による変換

選択肢: "The theory was not rejected in the end because the proof was undeniable."

  • 解説
    • gained acceptance(支持を得た) → not rejected(拒絶されなかった)
    • robust(強固な) → undeniable(否定できない)

「受け入れられた」を「拒絶されなかった」と言い換えるような、論理的な等価交換を見抜く力が問われます。

対策:単語帳の使い方が変わる

この傾向を踏まえると、単語学習のゴールが変わります。 『システム英単語』などの単語帳を使う際、単に見出し語と日本語を1対1で覚えるだけでは不十分です。 「この単語の類義語(パラフレーズ)は何か?」「対義語は何か?」「英語で説明するとどうなるか?」を常に意識することで、同志社の選択肢問題に対する感度が劇的に向上します。


3. 設問別攻略:記述問題から逃げるな

マーク式が主体とはいえ、同志社では記述問題(和訳・英作)が出題され、ここでの失点は合否に直結します。

① 下線部和訳:「意訳」は減点対象

同志社の和訳問題で求められているのは、綺麗な日本語ではありません。**「文構造(SVOC)を正しく把握しているか」**のアピールです。

例えば、無生物主語構文や倒置、関係代名詞の二重限定など、構文的に複雑な箇所が狙われます。ここで「なんとなくこういう意味だろう」と雰囲気で意訳すると、採点官に「構文が見えていない」と判断され、大幅に減点されます。

  • 対策:直訳を基本とすること。SVする、という骨格を崩さず、修飾関係(M)を正確に訳出する練習を『読解のための英文法』などの参考書で徹底してください。

② 英作文・整序問題:中学レベルを完璧に

英作文は、高度な表現を使う必要はありません。むしろ、難しい単語を使ってスペルミスをするよりも、中学レベルの単語と文法を使って、減点されない英文を書くことが重要です。

  • 対策:『Vintage』や『Next Stage』の整序問題・英作問題をやり込み、「基本例文」を暗記すること。同志社の英作は、基本構文の組み合わせで必ず解けます。

4. 必勝参考書ルートと年間スケジュール

「一冊を完璧に」する武田塾スタイルこそが、同志社合格への最短ルートです。以下の厳選された参考書を、ボロボロになるまで使い込んでください。

【第1段階:基礎固め(4月〜8月)】

まずは「武器」を揃えます。ここが甘いと、戦場で戦えません。

  • 単語:『システム英単語』(駿台文庫)
    • まずは1〜1200番を即答レベルに。夏までに派生語・多義語(第5章)を含めた全範囲を網羅します。特に同志社は、簡単な単語の意外な意味(多義語)が頻出です。
  • 文法:『Next Stage』または『Vintage』
    • 文法・語法・イディオムを固めます。解説を読んで「なぜその答えになるか」を他人に説明できるレベルまで仕上げてください。
  • 解釈:『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』
    • 長文を読む前の儀式です。SVOCを振り、文の構造を見抜く「精読」の基礎を作ります。

【第2段階:演習と速読(9月〜11月)】

武器を使って戦う練習です。「正確に読む」から「速く読む」へシフトします。

  • 長文:『関正生のThe Rules 英語長文問題集 2〜3』
    • 解説が詳しい問題集を選びます。解いた後は、必ず音読を行ってください。
    • 音読の重要性:黙読だけでは、脳内で日本語に訳す癖が抜けません。音声(CDやダウンロード音源)のスピードに合わせて音読(シャドーイング)することで、英語を英語の語順のまま理解する「直読直解」の脳回路が作られます。これが100分で読み切るための唯一のトレーニングです。

【第3段階:同志社特化(12月〜1月)】

  • 過去問:『同志社大学の英語』(赤本)
    • 10年分を目安に解きます。
    • 同志社は全学部日程も学部個別日程も形式は同じです。自分の受ける学部以外の日程も、最高の練習材料になります。

【分析ノートの作成】 過去問を解きっぱなしにしてはいけません。間違えた問題ごとに、原因をノートに書き出します。

  • 「単語を知らなかったのか?」→単語帳に戻る
  • 「構文を取り違えたのか?」→解釈本に戻る
  • 「言い換えに気づかなかったのか?」→本文と選択肢の対比を書き出す

このフィードバックループを回すことで、点数は確実に200点満点へ近づいていきます。


5. まとめ:今日から始める「勝者の習慣」

同志社大学の英語は、決して「天才」にしか解けない問題ではありません。 「正しい単語力」「強固な構文力」そして「大量の音読による速読力」。この3つを愚直に積み上げた者だけが、8割(160点)の壁を突破し、合格通知を手にすることができます。

予備校の授業を聞いて「わかった気」になるのが一番危険です。 合格を決めるのは、あなたが机に向かい、単語帳を開き、長文を音読した時間の総量です。

【今日からできるNext Step】

今すぐ、手持ちの『システム英単語』の第5章(多義語)をチェックしてください。 run(経営する)、stand(我慢する)、minute(微細な)。 これらの単語を見て、瞬時に第2、第3の意味が出てきますか? 同志社合格への第一歩は、この「多義語」の完全制覇から始まります。今日からスタートしましょう。

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