【阪大志望必見】大阪大学模試はどれを受けるべき?現役合格者が難易度・判定基準・採点の癖を徹底比較

はじめに
こんにちは。大阪大学に現役合格したカズです。 また、今年は私の教え子も、大阪大学(基礎工学部 情報科学科)に現役合格を果たしました。
阪大を目指す受験生にとって、夏の終わりから秋にかけての「大学別模試(冠模試)」は一大イベントです。しかし、多くの予備校が実施しているため、
「結局、どの模試を受ければいいの?」 「A判定が出たけど、この模試って信じていいの?」
と迷ってしまう受験生も多いはずです。 そこでこの記事では、実際に阪大模試を受けまくり、合格を勝ち取った経験から以下の疑問を解消します。
- 各予備校(東進・代ゼミ・駿台・河合塾)の阪大模試の特徴
- 難易度や受験者数の規模感
- 結局、どれを受けるのが正解なのか
予備校のパンフレットには載っていない「リアルな感想」をぶっちゃけますので、ぜひ参考にしてください。
阪大模試のスケジュールと概要
まずは、主要な4大予備校(東進・代ゼミ・駿台・河合塾)が実施している阪大模試のスケジュール感を確認しましょう。
【主な阪大模試】
- 東進: 第1回(6月頃)、第2回(8月頃)、第3回(10月頃)、最終(1月頃) ※回数が多いのが特徴
- 代ゼミ: 阪大入試プレ(夏・7〜8月頃)
- 駿台: 阪大入試実戦模試(11月頃)
- 河合塾: 阪大即応オープン(11月頃)

こうして見ると、6月から始まって2ヶ月に1回以上のペースでチャンスがあります。 ここからは、各予備校の模試に対する個人的な意見を述べていきます。「異論は認める」スタンスですが、受験生視点でのリアルな感触です。
【徹底比較】予備校別・阪大模試のリアルな評判
1. 東進(阪大本番レベル模試)
唯一、年間で複数回実施している貴重な模試です。
- 返却スピード: とにかく早いです。受験の記憶が鮮明なうちに復習できるのは大きなメリット。
- 採点について: 早さの裏返しか、少し雑に感じることもあります。
- 数学: 模範解答と解き方が違うと、正解していてもバツにされることがよくありました。
- 英語: 採点がかなり緩いイメージ。ここで高得点が取れても、あまり慢心しない方がいいかもしれません。
- 問題の質: 数学の問題選定は個人的に一番好きです。「阪大っぽい」問題も多いですし、典型的ではない少し捻った問題も出るため、非常に勉強になります。
- 判定・規模: A判定の基準はかなり高い印象です。ただ、駿台・河合塾が受験者数5,000人を超えてくるのに比べ、東進は2,000人弱と少なめ。順位はあまり当てにしすぎない方が良いでしょう。
結論: 受験者数は少ないが、回数が多いのでペースメーカーとしてぜひ活用したい。
2. 代ゼミ(阪大入試プレ)
夏に実施される唯一の阪大模試です。
- 規模感: 東進と同様、受験者数は少なめです。
- レベル・判定: 東進に比べると、少し受験者のレベルが高い気がします。その分、判定は取りにくいイメージがありました。
- その他: 採点は標準的です。ただ、受験日が会場ごとに異なる場合があるため、問題流出などの観点で公平性が完全に保たれているかは少し疑問が残ります。
3. 駿台(阪大入試実戦模試)
「もし1つだけ阪大模試を受けるならどれ?」と聞かれたら、迷わずこれを選びます。
- 総合評価: 受験者の層、問題の難易度、採点、すべてにおいて「平均的・標準的」であり、信頼できます。
- 問題の質: 数学の問題はかなり質が高いです。(個人的には「阪大っぽい」かと言われると少し違う気もしましたが、良問です)。
- 規模: 受験者数が非常に多いので、自分の立ち位置を知るには最適です。受けておいて損はありません。
4. 河合塾(阪大即応オープン)
駿台と並んで受験者数が多い、王道の模試です。
- 採点の特徴(要注意): 自由英作文の採点がダントツで厳しいです。 単に文法的に正しい英文を書くだけでは点がもらえず、内容(論理性や構成)もしっかり評価されている印象。ここで得点を取るのはかなり難しいですが、本番に向けた良い訓練になります。
- 数学について: 個人的には、問題選定があまり好きではありませんでした。簡単な問題が多く、たまに難しくて良い問題もありますが、バラつきがある印象です。
- 結論: 駿台同様、受験者数の母体が大きいので、特別な理由がない限り受けておくのが無難です。
共通テスト模試に関してはどうする?
2次試験型の記述模試と違い、マーク式の「共通テスト模試」に関しては、どこで受けても大差はありません。 個人的な難易度感は以下の通りです。
難易度:東進 > 駿台 > 河合塾
- 東進: 数学が難しいイメージ。記述模試同様、返却がダントツで早い(受験日から5日ほど)のが魅力。マーク式こそ早く復習したいので、このスピードはありがたいです。
- 河合塾: 受験者数が一番多いので判定の信頼性は高いですが、返却はとにかく遅いイメージ。
アドバイス: 基本は受験者数の多い「河合塾(全統共通テスト模試)」を受けておき、もっと演習経験を積みたい人は「東進」を追加で受けるのがおすすめです。
なぜ模試を受けるべきなのか?4つのメリット
「判定が悪かったら凹むから受けたくない…」という人もいますが、模試を受けるメリットは判定だけではありません。
- 現時点での学力がわかる(現在地の把握)
- 志望校判定で目標との距離が見える
- 時間配分や試験慣れの練習になる
- 弱点の発見・学習計画の修正に役立つ
1. 時間配分と「捨て問」の見極め
模試は本番のシミュレーションです。 特に阪大数学のような難易度の高い試験では、全ての問題を解く必要はありません。5〜6割取れれば合格が見えてきます。
- 「どの問題を捨てて、どの問題を合わせにいくか」
- 「ハマりそうになった時、何分で見切るか」
この判断力は、家で過去問を解くだけでは養えません。緊張感のある模試会場でこそ磨かれます。
2. 「無駄な勉強」を防ぐ(現在地の把握)
自分の立ち位置を把握せずに勉強するのは危険です。 例えば、進研模試で偏差値60程度なのに、周りに流されて『理系数学 入試の核心(プラチカ)』のような激ムズ参考書に手を出していませんか?
基礎が固まっていないのに応用問題をやっても、答えを書き写す作業になるだけで、何も身につきません。 定期的に模試を受けることで、「今はまだ基礎を固める時期だ」「そろそろ応用に入ろう」といった正しい学習レベルの判断ができます。
3. マイルストーン(中間目標)として使う
受験勉強は1年以上先のゴールを目指す長距離走です。モチベーション維持のためには、模試を「中間ゴール」に設定するのが効果的です。
【目標設定の例】 「2ヶ月後の阪大模試までに…」
- 数学: 青チャートのⅡB例題をすべて解けるようにする
- 英語: 『ポレポレ』の1周目を終わらせる
- 化学: 『重要問題集』の理論分野を完璧にする
- 物理: 『名問の森』の力学を仕上げる
このように期限を切ることで、日々のやるべきことが明確になります。
4. 弱点の発見と修正
模試の結果は「健康診断」のようなものです。 返却されたら、偏差値や判定だけでなく「どの分野で落としたか」を分析してください。
もし、「苦手分野が多すぎて何から手をつければいいかわからない」という場合は、学校や塾の先生に相談しましょう。一人で抱え込まず、客観的な意見をもらうことが合格への近道です。
最後に:隙間時間はアプリで効率化しよう
模試を受けて「学習計画」を立てると、どうしても時間が足りないことに気づくと思います。特に理系の場合、数学や理科の記述対策には、机に向かうまとまった時間が必要です。
そこで提案したいのが、「暗記科目のアプリ化」です。
私が運営に関わっている学習アプリ「Roopy(ルーピー)」は、無機化学の知識問題をゲーム感覚でサクサク復習できます。
- 通学中の電車で「Roopy」を使って化学の知識を固める
- 浮いた机での勉強時間を、阪大数学の記述対策に充てる
このサイクルが作れれば、阪大合格はグッと近づきます。模試の結果を分析しつつ、使えるツールはフル活用して、合格を勝ち取ってください!


