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立命館大学

【2026年度】立命館大学の英語 傾向と対策分析|80分のタイムアタックを制する「速攻」と「語彙」の戦略

2025年12月17日
【2026年度】立命館大学の英語 傾向と対策分析|80分のタイムアタックを制する「速攻」と「語彙」の戦略

【2026年度】立命館大学の英語 傾向と対策分析|80分のタイムアタックを制する「速攻」と「語彙」の戦略

関関同立の中で、最も「スピード」にシビアな大学。それが立命館大学です。

同志社のような超長文でもなく、関西大学のような独特な論理パズルでもありません。立命館の英語は、標準的な良問が「大量に」並ぶ試験です。 制限時間は80分。この短さが、多くの受験生を苦しめます。

「時間が足りなくて最後まで解けなかった」 「焦ってマークミスをした」

そんな悲劇を避けるために必要なのは、ただの英語力ではなく、1分1秒を削り出すための「戦略」です。 本記事では、2026年度入試を見据え、立命館英語の全貌と、文系・理系それぞれの勝ちパターンを徹底解説します。


1. 敵を知る:80分間の「高速処理」テスト

まずは全体像を把握しましょう。立命館英語の最大の特徴は、「設問数に対して時間が圧倒的に短い」ことです。

基本スペック

  • 試験時間:80分
  • 満点:120点(学部により換算あり)
  • 形式:全問マークセンス方式
  • 構成
    • [I] 長文読解(約700〜800語):内容一致・空所補充
    • [II] 長文読解(約600〜700語):内容一致・空所補充
    • [III] 会話文(長めの会話):空所補充
    • [IV] 文法・語法:適語補充・誤文訂正など
    • [V] 単語・語彙:単語の意味定義(※立命館特有)

合格へのタイムマネジメント

80分ですべてを解き切るには、悩んでいる時間はありません。以下が理想的な配分です。

  • [I] 長文:23分
  • [II] 長文:20分
  • [III] 会話:12分
  • [IV] 文法:10分
  • [V] 語彙:8分
  • 見直し:7分

⚠️ 警告 長文2題に使える時間は、合わせて45分弱しかありません。同志社のように「じっくり読んで考える」スタイルでは確実にタイムオーバーになります。


2. 学部別戦略:文系と理系の「勝ち方」の違い

立命館は英語の配点比率や目標点が文系・理系で異なります。自分のポジションに合わせて戦略を微調整してください。

文系:英語は「守り」ではなく「攻め」

文系学部(法・文・産業社会など)では、英語の配点が高く設定されています。

  • 目標点:80%〜85%
  • 戦略:文法・語彙問題(IV・V)での失点は許されません。ここで満点近くを取り、長文のミスをカバーする構成が理想です。苦手な大問を作ると致命傷になります。

理系:英語で「耐える」

理系学部(理工・情報理工など)は数学・理科の配点が高いですが、英語で大崩れすると挽回が難しくなります。

  • 目標点:65%〜70%
  • 戦略:長文の細かな内容一致で落としてもOK。その代わり、知識で解ける[IV]文法と[V]語彙を確実に拾い、全体で7割を死守します。「時間内に全てマークを埋めること」が第一目標です。

3. 大問別攻略:立命館特有の「癖」を見抜く

各セクションには、明確な攻略のコツがあります。

[I]・[II] 長文読解:「パラグラフ・リード」が必須

立命館の長文は、設問のほとんどが「内容一致」と「空所補充」です。 特に内容一致問題は、「本文のパラグラフ順に設問が並んでいる」ことが多いため、以下の手順で解くのが鉄則です。

  1. 設問を先読みする(選択肢までは読まなくて良い。「何について問われているか」だけ把握)。
  2. 1つのパラグラフを読む
  3. 該当する設問を解く

この「パラグラフごとのサンドイッチ解法」を行わないと、全部読み終わってから設問を見て「あれ、どこに書いてあったっけ?」と本文を探し直すことになり、数分のロスが生じます。

[III] 会話文:ただの挨拶ではない

立命館の会話文は長めです。日常会話というよりは、「あるテーマについての議論」に近い形式です。

  • 攻略法:空所の前後だけで判断しないこと。
    • 選択肢には「会話の流れ(相槌や展開)」を示す表現が並びます。
    • "That makes sense."(なるほど、もっともだ)や "You have a point."(一理あるね)といった、議論を進める定型表現を『Next Stage』などの会話表現パートで暗記しておきましょう。

[IV] 文法・語法:標準問題を瞬殺する

奇問は出ません。センター試験・共通テストレベルの良問です。

  • 攻略法:ここを1問30秒以内で処理できるかが、長文の時間を生み出す鍵です。
  • 「4択問題」だけでなく、「誤文訂正(間違い探し)」が出る年もあります。誤文訂正は苦手な受験生が多いですが、間違いのパターンは「三単現のS忘れ」「動詞の語法ミス」「不可算名詞にaがついている」など、基礎的なものが大半です。

[V] 単語・語彙:立命館最大の鬼門「定義問題」

ここが立命館英語のユニークな点です。 本文中の単語と同じ意味のものを選択肢から選ぶ、あるいは「英単語の説明(定義)として正しいものを選ぶ」問題が出ます。

(例) Question: Choose the best definition for the word "commute". A) to talk with someone B) to travel regularly between work and home C) to change something completely D) to live in a community

答えはBです。 このように、単語を日本語訳(通勤する)だけで覚えていると、英語の定義文(to travel regularly...)を見た時に反応が遅れます。

  • 対策:単語帳の「見出し語」だけでなく、簡単な英英辞典のような感覚で「英語でどう説明できるか」を意識する学習が必要です。

4. 推奨参考書ルート(最短合格プラン)

立命館対策は「標準レベルを高速で回す」ことに尽きます。あれこれ手を出さず、以下を完璧にしてください。

【第1段階:基礎・知識固め(〜夏)】

文系なら夏までに完成、理系でも夏休み中には終わらせたいフェーズです。

  • 単語:『システム英単語』または『LEAP』
    • 難しい単語は不要ですが、第1章・第2章の基礎単語については、0.1秒で意味が出るように。
    • 重要テクニック:大問V対策として、派生語や類義語(同意語)を必ずセットで覚えてください。「outcome = result」「occur = happen」といった書き換えリストが頭にあると最強です。
  • 文法:『Vintage』または『Next Stage』
    • 右ページの解説部分(赤字じゃないところ)もしっかり読むこと。
    • 会話問題対策として、巻末の「会話表現」章を必ずやり込んでください。立命館の大問IIIはここで稼げます。

【第2段階:演習と速読(秋)】

「正確に読む」から「速く解く」へシフトします。

  • 長文:『関正生のThe Rules 英語長文問題集 2〜3』
    • 制限時間を厳しく設定してください。参考書の目安時間マイナス5分で解く練習をします。
    • 音読:解いた長文は必ず10回以上音読。立命館の80分を走り切るには、日本語を介さずに英語を理解する「英語脳」が必要です。
  • 過去問:『立命館大学の英語』(赤本)
    • 10月頃から着手。形式に慣れることが最重要です。
    • 特に全学部日程は日程による難易度差が少ないため、練習材料として最適です。

5. 合格への年間スケジュール

【春〜夏(4月〜8月):知識の貯蔵】

  • 目標:共通テスト模試でリーディング7割。
  • 単語と文法を完璧にします。特に文法(語法・イディオム)は、立命館の大問IVの得点源になるので、夏のうちに『Vintage』を3周は回しましょう。
  • 理系の学生も、この時期だけは英語に時間を割いてください。秋以降は数IIIや理科に追われます。

【秋(9月〜11月):スピード養成】

  • 目標:立命館過去問で素点70%(文系は75%)。
  • 長文演習に入ります。最初は時間を計らずに精読し、徐々にスピードを上げます。
  • 立命館特有の大問V(語彙定義)対策として、『システム英単語』を見直す際、「この単語を英語で説明すると?」と自問自答するトレーニングを取り入れます。

【直前期(12月〜1月):実戦形式・タイムアタック】

  • 目標:80分以内で解き切り、安定して75%〜80%を取る。
  • 過去問を解く際は、必ず「75分」タイマーをセットしてください。本番の緊張感やマークの時間を考慮し、5分短く練習することで、本番で余裕が生まれます。
  • 文系受験生は、選択科目の兼ね合いもありますが、英語で失敗するとリカバリーが効かないため、毎日長文に触れて勘を鈍らせないようにしましょう。

6. まとめ:立命館合格は「準備の質」で決まる

立命館大学の英語は、決して難問奇問の類ではありません。 「基礎的なことを」「正確に」「スピーディーに」できるかを問うている、非常にフェアな試験です。

80分という時間は、準備不足の受験生には「短すぎる絶望の時間」ですが、正しい対策をしてきた受験生にとっては「実力を発揮できる適正な時間」です。

  • 迷ったら飛ばす勇気を持つこと。
  • 単語を英語のまま理解すること。
  • 文法問題を瞬殺すること。

この3つを徹底してください。 今日から、ストップウォッチを片手に勉強しましょう。その「1秒へのこだわり」が、来春の合格通知を引き寄せます。

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